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【戦略】損保ジャパン・SOMPOリスクマネジメント・CTA、洋上風力の事故事例の調査研究等について包括連携

2022.01.11 トピック


 2021年12月29日、損害保険ジャパン株式会社(以下、「損保ジャパン」)、SOMPOリスクマネジメント株式会社(以下、「SOMPOリスク」)、チャールス・テイラー・ジャパン株式会社(以下、「CTA」)の3社は「洋上風力発電分野に関わる事故事例の調査研究および事故対応」に関する包括連携協定を締結したことを発表した。

 「海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律」(再エネ海域利用法)に基づいて、国内の洋上風力発電プロジェクトの公募入札が進んでいるが、3社は洋上風力発電事業の健全な開発や運営にはこれまでの事故事例や再発防止策、地域や事業の特性を踏まえたリスクマネジメントが必要と判断した。背景には日本特有の自然災害(台風や落雷など)や海底ケーブルの重大事故などの洋上風力発電固有の事故など、事業を進める上で様々なリスクにさらされていることがある。

 3社は今後、各社の持つ専門的知見やノウハウの融合を通じて、洋上風力発電分野の健全性に資する調査研究や体制構築などを加速させる。損保ジャパンとSOMPOリスクは洋上風力発電分野に関わる情報収集や分析を行い、保険の設計を含むリスクマネジメントの質の向上に取り組む。CTAは世界の洋上風力発電分野における豊富なクレームハンドリングの経験を活かして事故対応の分野で連携する。3社の能力や人材などを活用した情報交換や関連情報の発信なども実施する方針だ。

 CTAは欧州、米国、アジア太平洋、中東、アフリカの30カ国で120拠点のネットワークを持っており、世界の保険マーケットにおいて質の髙い損害調査や技術的サービスを提供している。

*アイキャッチ Photo by Irfan Alijagic on Unsplash 

【情報ソース】
「洋上風力発電分野に関わる事故事例の調査研究および事故対応」に関する包括連携協定を締結、(*PDFファイルが開きます、204KB)、2021年12月29日、損害保険ジャパン(*SOMPOリスクマネジメント株式会社、チャールス・テイラー・ジャパン株式会社との共同リリース

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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