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【開発】SMFL・SMFLみらいパートナーズ、台湾で漁電共生型太陽光発電プロジェクト(発電容量:135.6MW)に参画

2021.11.10 事業参画・売買レポート


 2021年11月8日、三井住友ファイナンス&リース株式会社(以下、「SMFL」)は同社が100%出資するSMFLみらいパートナーズ株式会社(以下、「SMFLみらいパートナーズ」)が台湾の漁電共生型太陽光発電事業に出資参画することを発表した。

 当該事業は台湾において大規模太陽光発電事業とともに、発電所の施設内でエビ養殖事業を行うものである。台湾の再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)において、養殖事業を併せて営むことを前提に認定される漁業施設併設型太陽光発電事業「漁電共生」の適用を受けて行われる。

(エビ養殖場 出典:三井住友ファイナンス&リース株式会社)

 当該事業では台湾南西部(嘉義県義竹郷、屏東県内埔郷、高雄市永安区、雲林県台西郷)で60以上の発電施設が設置される予定で、2021年12月より2023年6月頃にかけて、サイト毎に順次系統連系接続が開始される予定だ。事業全体の発電容量は135.6MWとなる見込みで、台湾の漁電共生型太陽光発電事業では最大規模となる。発電された電力はFIT制度の基づいて台湾の公営電力会社の台湾電力に売電する。

 台湾の漁電共生型太陽光発電分野大手のSunny Rich社(向陽優能電力股份有限公司)が事業への最大出資者となり建設・運営を行う。SMFLみらいパートナーズはSunny Rich社に次ぐ第2位株主として事業参画する。SMFLの主要株主である住友商事株式会社の台湾現地法人が事業サポートも行う。

 Sunny Rich社は2009年に太陽光発電事業を開始し、2021年9月時点で88MW(39MWは既に操業中、50MWは建設中)の太陽光発電事業を手掛けている。近年は台湾政府も注目している漁電共生型太陽光発電事業の開発に注力している。

*アイキャッチ 出典:三井住友ファイナンス&リース株式会社

【情報ソース】
台湾での漁電共生型太陽光発電事業への出資について(*PDFファイルが開きます、564KB)、2021年11月8日、三井住友ファイナンス&リース株式会社(*SMFLみらいパートナーズ株式会社との共同リリース)

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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