【PPA】オリックス、カイハラ産業の三和工場屋根を借り受け太陽光発電(2.2MW)

2021.04.14 事業参画・売買レポート


 2021年04月05日、オリックス株式会社(以下、「オリックス」)とカイハラ産業株式会社(以下、「カイハラ産業」)は国内最大級の発電出力となる太陽光発電システムの第三者所有モデル(PPAモデル)を導入することを発表した。

 PPAモデルとは、第三者が電力需要家の敷地や屋根などを借り受けて太陽光発電システムを設置し、発電した電力を需要家に供給する事業モデルだ。オリックスは2020年8月に、株式会社バローが運営する岐阜県や静岡県のスーパーマーケットにおいて第一号案件の稼働を開始させている。

  カイハラ産業は1893年創業の国内最大のデニム生地メーカー。原綿の紡績・染色から加工までの全行程を手掛けている。生産拠点は広島県内に4ヵ所あり、その中の三和工場の屋根を活用してPPAモデルを導入する。設置する太陽光パネルの枚数は6,156枚、設備容量は国内最大級の2,246.9kWで計画されており、太陽光発電設備の稼働開始は2021年6月を予定している。

 カイハラ産業はPPAモデル導入によって、これまでの三和工場の電力料金単価の約75%の金額で電力を調達する見込みだ。加えて、使用電力の一部を再生可能エネルギーに切り替えることで、三和工場で使用する電力のCO2排出量は約12%の削減になる。

*アイキャッチ 出典:オリックス株式会社

【情報ソース】
太陽光発電システムの第三者所有(PPA)モデル 国内最大級(2.2MW)、広島の老舗メーカー向上に導入~カイハラ産業の三和向上、CO2排出量と電力料金を同時に削減~、2021年04月05日、オリックス株式会社(*カイハラ産業株式会社との共同リリース)

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