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【開発】関西電力、フィンランドの陸上風力発電事業(総出力216MW)に参画/アラヤルヴィ陸上風力発電プロジェクト

2021.08.08 事業参画・売買レポート


 2021年8月5日、関西電力株式会社(以下、「関西電力」)はフィンランド共和国(以下、「フィンランド」)において計画されているアラヤルヴィ陸上風力発電事業に参画することを発表した。関西電力にとってはフィンランドにおける2件目の陸上風力発電事業への参画となる。

 当該事業はフィンランド共和国の首都ヘルシンキの北約320kmの内陸部に位置するローフカンガス及びモクシーの2地点において、ローフカンガス陸上風力発電所およびモクシー陸上風力発電所を建設し、その運営を行うものだ。両発電所を通じて合計36基の大型陸上風力発電設備を建設する計画で、総発電容量は21.6万kWとなる見込みだ。2023年末に商業運転の開始を予定している。

 フィンランドの有力な再エネ企業であるイルマタールグループの特別目的会社(イルマタール・アラヤルヴィ・ローフカンガス社、イルマタール・アラヤルヴィ・モクシー社)が発電所ごとに設立されており、関西電力は同社子会社のケーイー・アラヤルヴィ・ホールドコ社を通じて、特別目的会社の株式を各49%を取得し、事業に参画する。

(出資者 出典:関西電力株式会社)

 関西電力は2020年4月より、フィンランドのピーパリンマキ陸上風力発電事業に参画している。ピーパリンマキ陸上風力発電事業はフィンランドの首都ヘルシンキの北約450kmの内陸部にて、大型の陸上風力発電機を41基建設し、総発電容量211.4MWの風力発電所を建設・操業するものだ。商業運転開始は2021年の予定。

    *アイキャッチ Photo by Harald Arlander on Unsplash 

    【情報ソース】
    フィンランド共和国での陸上風力発電事業への参画について~アラヤルヴィ陸上風力発電事業~(*PDFファイルが開きます、1,029KB)、2021年8月5日、関西電力株式会社

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