【稼働】関西電力、フィンランド共和国のピーマリンマキ陸上風力発電所(211MW)が運転開始

2022.06.18 事業参画・売買レポート


 2022年6月16日、関西電力株式会社(以下、「関西電力」)はフィンランド共和国(以下、「フィンランド」)で事業参画しているピーパリンマキ陸上風力発電所が完成し、商業運転を6月10日から開始したことを発表した。

(ピーパリンマキ陸上風力発電所 出典:関西電力株式会社)

 当該事業はフィンランドの首都ヘルシンキの北約450kmの内陸部(カイヌーと北ポフヤンマーにまたがる地域)において、大型風力発電機を41基建設して行う陸上風力発電事業だ。風車はVestas社製のもので、定格出力4.2MWの風車が13基、定格出力5.6MWの風車が28基。合計出力は約211MW。発電した電力はグーグルやスウェーデンの大手電力会社バッテンフォールに供給する予定だ。

 グレモントクリーンエナジーファンドⅢ Wind B.V.社(以下、「グレモントパートナーズ社」)が発電特別目的会社のイルマタール・ピーパリンマキ社(以下、「ピーマリンキ社」)の100%持株会社であったが、関西電力は2020年にピーパリンマキ社の15%株式を取得し事業に参画している。株式取得は関西電力の子会社ケーピック・ネザーランド社を通じて行った。

*アイキャッチ 出典:関西電力株式会社

【情報ソース】
フィンランド共和国陸上風力発電事業への参画について~ピーパリンマキ陸上風力発電事業~(*PDFファイルが開きます、388KB)、2022年6月16日、関西電力株式会社
Glennmont’s 211MW Piiparinmäki onshore wind project enters commercial operation、June 16,2022、GLENNMONT PARTNERS

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