【稼働】関西電力、米国テキサス州のアビエータ陸上風力発電所が商業運転開始

2020.10.04 事業参画・売買レポート


 2020年10月1日、関西電力株式会社(以下、「関西電力」)は米国で参画するアビエータ陸上風力発電所において建設工事が完了し、商業運転を開始したことを発表した。関西電力の海外における稼働中の再生可能エネルギー発電事業(水力及び風力発電事業)の持分容量は合計949MWとなった。

 当該事業は米国テキサス州コーク郡(ヒューストンの北西約550kmの内陸部)で開発が進む陸上風力発電事業だ。発電所の名称はアビエータ陸上風力発電所。米国で最大級の陸上風力発電所となる計画で、出力約525MWの風力発電所になる予定だ。風力発電機191基を活用する。

 2020年7月10日、関西電力は同社の100%米国子会社ケーピック・ユーエスーエー社を通じて、アレスインフラストラクチャーアンドパワー社(以下、「AIP社」)グループ(*1)が保有するアビエータ・ウィンド社の権益48.5%を取得している。参画後のアビエータ・ウィンド社の出資比率は関西電力が48.5%、AIP社が0.5%、米国ミシガン州を中心に電力・ガス供給事業を展開するCMSエナジーグループが51%。関西電力の持分容量としては255MWとなる。

(出資者構成 出典:関西電力株式会社)

*アイキャッチ Photo by Carlos Alfonso on Unsplash

【情報ソース】
米国テキサス州陸上風力発電事業の商業運転開始について~アビエータ陸上風力発電事業~、2020年10月1日、関西電力株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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