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【まちづくり】関西送配電や豊田自動織機など、電柱等を活用した「まちなか宅配ボックスサービス」を試行

2020.10.21 トピック


 2020年10月19日、関西電力送配電株式会社(以下、「関西送配電」)、株式会社豊田自動織機(以下、「豊田自動織機」)、株式会社日本ネットワークサポート(以下、「日本ネットワークサポート」)、京都府、精華町、関西電力株式会社(以下、「関西電力」)は電柱等を活用した「まちなか宅配ボックスサービス」の試行を始めることを発表した。試行は京都府精華町精華台1丁目および2丁目でまちなか宅配ボックスを5箇所に置いて行い、期間は2021年1月31日まで。

(まちなか宅配ボックス 出典:株式会社豊田自動織機)

 まちなか宅配ボックスとは住宅地内の電柱等に設置した共用型の宅配ボックスで、設置された地域に住んでいる住民はいつでも宅配荷物の受取りができるというもの。「どこにでもある」「電源がある」という電柱の特性を生かすことで、宅配受取りの選択肢を広げ、社会課題となっている再配達件数の削減に繋げたい考えだ。

 まずは関西送配電が保有する敷地内や民有地内にある電柱等に5箇所設置して試行する。電柱には豊田自動織機が開発した宅配ボックスを設置し、日本ネットワークサポート製の専用支持具が使用される。

 試行におけるサービスの仕組みは以下のようになっている。
①宅配荷物の受取者が不在の場合、宅配事業者が不在票とまちなか宅配ボックスの利用案内チラシを投函する。
②受取者が案内チラシを確認の上、宅配ボックスへの再配達を宅配CCへ電話連絡する。
③宅配CCから宅配事業者へ指定された配達先ボックスが伝えられ、宅配事業者は指定先に配達する。
④配達後は受取者の携帯電話へ着荷通知配信され、受取者は内容確認の上、宅配ボックスで荷物を受け取る。

 今回の試行は国土交通省からスマートシティモデル事業の先行モデルプロジェクトとして選定されている「スマートけいはんなプロジェクト」の一環として行われるものだ。関西送配電が主体となり、豊田自動織機、日本ネットワークサポート、京都府、精華町、関西電力が連携する。ヤマト運輸株式会社、日本郵便株式会社、西濃運輸株式会社がまちなか宅配ボックスへの配達に協力する。

*アイキャッチ 出典:株式会社豊田自動織機

【情報ソース】
電柱等を活用した「まちなか宅配ボックスサービス」の試行実施について、2020年10月19日、関西電力送配電株式会社(*株式会社豊田自動織機、株式会社日本ネットワークサポート、京都府、精華町、関西電力株式会社との共同リリース)

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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