【出資】オリックス、インド再エネ大手Greenko Energyへの出資について基本合意

2020.09.21 事業参画・売買レポート


 2020年9月11日、オリックス株式会社(以下、「オリックス」)はインド再生可能エネルギー事業大手のGreenko Energy Holdings(以下、「Greenko」)の株式の一部取得について基本合意書(フレームワークアグリーメント)を締結したことを発表した。今後デューデリジェンスを踏まえた社内機関決定や法的手続きを経て、本契約や株式取得手続きの年内完了を目指す。

 合意された内容は、創業者グループからGreenkoの発行済株式を取得する一方、オリックスが現在インドで運営する風力発電事業のすべてをGreenkoに統合し、その対価としてGreenkoの新株を引き受けることで、Greenkoの発行済株式20%超を総額約980百万米ドルで取得するというものだ。日本円にして約1,038億8千万円(1ドル≒106円(2020年9月9日時点)にて換算)。

 Greenkoはインドの主要な再生可能エネルギー企業の一つで、インド国内で太陽光・風力・水力発電など、設備容量で合計4.4GWの稼働済みの再エネ発電施設を運営している。加えて、買収手続き中の水力発電事業(1.2GW)や合計8GW以上の建設または開発中のプロジェクトを保有している。Greenkoは太陽光などの再エネ電源と揚水発電を組み合わせたIREP事業(*)展開しており、再エネ由来電力の調達ニーズが高い州電力公社やRE100などの環境意識の高い企業に対しては大きな強みとなっている。

(*)プレス記事より引用
Integrated Renewable Energy Projectの略。太陽光や風力の再エネ電源と蓄電設備を組み合わせ、火力発電と同様に電力需要に応じた電力を供給する事業。具体的には、太陽光や風力で発電した電気の一部を蓄電し、天候などによって出力が変動した時や発電しない時に蓄電した電力を放電し不足分を補うことで電力を安定供給するもの。

(発電種類内訳 出典:オリックス株式会社)

 Greenkoの株主はシンガポール政府投資公社(以下、「GIC」)(65.8%)、アブダビ投資庁(以下、「ADIA」)(16.5%)、創業者グループ(17.7%)だ。(*カッコ内の数字は出資比率)2004年に2人の創業者により設立され、その後GICとADIAが資本参加している。

*アイキャッチ フォトアレックス・カーマイケルUnsplash

【情報ソース】
インドの大手再生可能エネルギー事業者Greenko Energyへの出資に関する基本合意について、2020年9月11日、オリックス株式会社

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