【売買】オリックス、インドで7つの風力発電事業会社を完全子会社へ/インド南西部7州で総設備容量873MW

2019.08.18 事業参画・売買レポート


 2019年08月14日、オリックス株式会社(以下、「オリックス」)はIL&FS Wind Energy Limited(以下、「IWEL」)と共同出資している風力発電事業子会社の全株式を取得し、完全子会社化することを発表した。

 オリックスはこれまでIWELとともにインドの特別目的会社(以下、「SPV」)7社に出資し、インドにおける風力発電事業に参画していた。出資比率は各社とも49%。今回、IWELの保有するSPV7社の各株式51%を買い取り、完全子会社にする。

(Karnataka州の風力発電設備 出典:オリックス株式会社)

 SPVは風況の良いインド南西部の7州(マディヤ・プラデージュ州やカルナータカ州など)で総設備容量873MWの風力発電所を運営している。発電した電力は一部を大口需要家へ売電しているが、ほとんどは固定価格買取制度に基づいて州電力会社へ売電している。

 IWELはインドのインフラ開発・投資会社Infrastructure Leasing & Financial Services Limited(以下、「IL&FS」)の傘下企業。IL&FSは主にインフラ事業への資金供給を目的に、1987年にインドの中央銀行や国営保険会社などの出資により設立された政策金融機関。オリックスはインドでの事業展開における戦略的パートナーとして1993年にIL&FSへ資本参加しており、IL&FS株式のうち23.5%を保有している。(出資比率は2016年3月時点のもの)

*アイキャッチ 出典:オリックス株式会社

【情報ソース】
インドの風力発電事業会社を完全子会社化、2019年08月14日、オリックス株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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