【開発】九州電力、英国のDogger Bank A洋上風力発電所の海底送電事業の優先交渉権を獲得

2024.03.27 事業参画・売買レポート


 2024年3月25日、株式会社キューデン・インターナショナル、九州電力送配電株式会社、九州電力株式会社は英国のインフラファンドであるエクイティックス社とともに、洋上風力発電所「Dogger Bank A洋上風力発電所(発電設備容量約120万kW)の海底送電事業」における優先交渉権の獲得を発表した。

 当該事業は英国ヨークシャーの沖合約130kmの海域にあるDogger Bank A洋上風力発電所の送電設備の運用・保守を行うもので、英国における洋上風力発電所の海底送電事業では初めて直流送電技術を採用した事業となっている。資産価値約1,720億円の設備(海底・地中送電設備と洋上・陸上変電設備(*))の所有権・運営権を取得し、25年間にわたって運用・保守を行う。

(*)海底及び地中送電ケーブルの亘長は直流で約205km、交流で約1.5km。送電設備容量は120万kW(直流320kV/交流400kV、1回線)となっている。

 今後の英国規制機関や洋上風力発電所の開発事業者等との交渉・契約を経て、事業権の正式な獲得となる予定。

 九州電力グループは2023年12月にSeagreen Phase 1 洋上風力発電所の海底送電事業の優先交渉権を獲得しており、本件は英国における2件目の海底送電事業になる予定だ。

*アイキャッチ UnsplashNeil Mewesが撮影した写真

【情報ソース】
英国「Dogger Bank A洋上風力発電所の海底送電事業」における優先交渉権を獲得しましたー九電グループとして英国における2件目の海底送電事業ー、2024年3月25日、九州電力株式会社(*株式会社キューデン・インターナショナル、九州電力送配電株式会社との共同リリース)

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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