【売買】中部電力、オランダ王国の洋上風力発電事業（760MW）に参画

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　2024年2月2日、中部電力株式会社（以下、「中部電力」）はオランダ王国（以下、「オランダ」）の洋上風力発電事業「Hollandse Kust West Site VI 洋上風力発電プロジェクト」に参画することを発表した。

　当該事業はオランダ沖合（北ホラント州エイマイデンの西方）約53kmの海域で、出力76万kWの洋上風力発電事業を行うものだ。2024年に工事に着工し、2026年に商業運転を開始する計画。年間の発電電力量はオランダ国内の電力需要の約3％相当が見込まれている。

　当該事業では生態系の保護等に寄与する取り組みも行う方針で、「渡り鳥の飛行ルートを考慮した風車レイアウト」、「海洋生物の繁殖を促進する杭形状の設計、魚礁の設置」、「杭打ち時に低振動・低騒音ハンマーを使用し、海洋哺乳類への影響を最小化」等が実施予定となっている。

　事業会社はEcowende社。中部電力は株主のEneco社が保有する株式の一部を取得する形で事業参画する。中部電力が出資参画後の株主はShell社（60%）、中部電力（30%）、Eneco社（10%）となる（*カッコ内の数字%は出資比率）。

　中部電力が海外の洋上風力発電プロジェクトに直接出資するのは初。洋上風力発電設備の建設初期段階から運営に至るノウハウと生態系保護に関する取組みの知見を蓄積し、今後の国内外の洋上風力発電事業で活用する考え。

アイキャッチ　UnsplashのMemories on 35mmが撮影した写真

【情報ソース】
・オランダ洋上風力発電プロジェクトへの参画、2024年02月02日、中部電力株式会社

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