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【稼働】東京電力パワーグリッド、英国トライトンノール洋上風力発電所の海底送電線設備事業の運営開始

2023.12.13 事業参画・売買レポート


 2023年12月6日、東京電力パワーグリッド株式会社(以下、「東京電力パワーグリッド」)は英国のトライトンノール(Triton Knoll)洋上風力発電所における海底送電線設備の所有権移転手続きを完了し、英国のインフラファンド「エクイティックス社(Equitix Investment management Limited)」と共同で事業運営を開始したことを発表した。

 当該事業はトライトンノール洋上風力発電所に係る海底・地上(地中)送電線や付随する洋上・陸上変電設備(資産価値約1,070億円)の所有権や運営権を取得し、運転開始後の保守・運営を行うというものだ。設備移管は2023年12月5日で、事業期間は設備移管後から23年間となっている。

 当該事業は東京電力パワーグリッドとエクイティックス社が出資する洋上風力送電事業会社が行う。事業会社への出資比率は東京パワーグリッドが20%(*)、エクイティックスが80%となっている。

(*)東京電力パワーグリッドは同社子会社のTEPCO Power Grid UK Limitedを通じての参画。

 トライトンノール洋上風力発電事業は英国東部リンカンシャー郡の沿岸から32km離れた北海洋上で、発電容量約85.7万kWの風力発電事業を行うものだ。MHI Vestas社製の定格出力9.5MW大型洋上風力発電機を90基使用して発電を行う。英国のCfD(Contract for Difference)制度に基づき、発電した電力は運転開始から15年間に亘って固定価格(差額決済方式)で売電される。

 事業の持株会社はトライトンノール洋上風力発電事業会社(Triton Knoll HoldCo Limited)(事業会社はTriton Knoll Offshore Wind Farm Ltd.)。株主はRWE Renewables UK Sindon Limited(59%)、JP Renewables Europe Company Limited(25%)、関西電力グループ(16%)。

*アイキャッチ UnsplashDavid Monaghanが撮影した写真

【情報ソース】
英国トライトンノール洋上風力発電所における海底送電線設備の事業運営開始について、2023年12月6日、東京電力パワーグリッド株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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