【開発】中部電力、長野県飯田市で「遠山川水力発電所」を建設へ

2023.09.06 事業参画・売買レポート


 2023年9月4日、中部電力株式会社(以下、「中部電力」)は長野県飯田市の天竜川水系・遠山川で、遠山川水力発電所の建設工事に着手したことを発表した。

 当該発電所は発電出力11.4MWの流れ込み式水力発電所(最大使用水量は10.0㎥/s、有効落差約127m)として計画されているもので、年間の発電電力量は約6,100万kWh(*一般家庭の使用電力量に換算して約2万世帯相当)が見込まれている。

 2023年6月の豪雨によりアクセス道路の一部が損害したことから、運転開始時期は現時点では未定となっている。今後、道路の復旧状況を踏まえて早期完工を目指す方針だ。

 中部電力グループは「中部電力グループ  経営ビジョン2.0」において、再生可能エネルギーの拡大目標(保有・施工・保守を通じた再生可能エネルギー価値提供量)として2030年頃に320万kW以上(従来比+120万kW)を掲げている。今後も目標達成に向けて積極的な電源開発に取り組む考えだ。

*アイキャッチ えん堤設置イメージ(下流側から上流側を望む) 出典:中部電力株式会社

【情報ソース】
長野県飯田市における「遠山川(とおやまがわ)水力発電所」の工事着手、2023年09月04日、中部電力株式会社

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