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【稼働】三菱マテリアル、秋田県北秋田市の水力発電所(約10.3MW)が営業運転開始 未利用エネルギーを活用して発電能力2.86MW増

2023.01.11 事業参画・売買レポート


 2022年12月23日、三菱マテリアル株式会社(以下、「三菱マテリアル」)は2019年5月から工事を進めていた小又川新発電所が完成し、営業運転を開始したことを発表した。

 当該発電所は森吉ダム直下の小又川第四発電所の放流口から直接取水し、有効落差91.5mを活用して、最大出力10,326kW(定格出力5,339kWの横軸フランシス水車2台)の発電を行う。年間の発電電力量は約48,500MWhを見込んでおり、発電した電力はFIT制度に基づき全量売電する。これまで未利用エネルギーとして放出されていた水を活用することで、従来と比較し、小又川水系の発電能力は2,860kW、年間発電量は約13,400MWhの増加となっている。

 小又川新発電所は森吉ダムを中心とした小又川水系の小又川第一、第二、第四発電所の効率的運用による電源増加策と小又川第一、第二発電所の経年対策を目的に建設計画された発電所である。小又川新発電所の建設工事は、環境影響を最小限に抑えた工事とするため既存の水力発電所の電力(再生可能エネルギー)を使用して行われたが、小又川第一(1930年運用開始)、第二発電所(1944年運用開始)は今後の維持管理費用増加が想定されていることから、小又川新発電所の完成を機にその役目を終えた。

*アイキャッチ 小又川新発電所全景 出典:三菱マテリアル株式会社

【情報ソース】
小又川新発電所の営業運転開始~秋田県で69年ぶりとなる新水力発電所が稼働~、2022年12月23日、三菱マテリアル株式会社

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