【稼働】黒部川電力、新潟県糸魚川市の新設水力発電所が運転開始

2022.04.06 事業参画・売買レポート


 2022年4月5日、黒部川電力株式会社(以下、「黒部川電力」)は新潟県糸魚川市で建設工事を進めていた水力発電所「新姫川第六発電所」が完成し、営業運転を開始したことを発表した。

 当該発電所は新潟県糸魚川市大字小滝字尾巻に建設された出力27,900kWの水力発電所だ。黒部川電力にとっては1982年1月に営業運転開始した北小谷発電所以来40年ぶりに新設した水力発電所だ。2018年8月から建設工事が進められていたが、このほど完成し、設備や機器の検査・点検を経て、2022年4月5日より商業運転を開始している。

 当該発電所は水路式の水力発電所で、姫川(一級河川姫川水系)から取水した水を30㎥/s使用して発電を行う。年間の発電電力量は約8,770万kWh(一般家庭の使用電力量に換算して約28,100世帯相当)を見込んでいる。

 黒部川電力はデンカ株式会社と北陸電力株式会社が折半出資で1923年に設立した共同出資会社だ。黒部川電力は6カ所の水力発電所を運営しており、出力の合計は94,800kW。出資会社が持分比率に応じて受電している。

*アイキャッチ 出典:デンカ株式会社

【情報ソース】
新姫川第六発電所の運転開始について(*PDFファイルが開きます、571KB)、2022年4月5日、黒部川電力株式会社

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