【稼働】Jパワー、フィリピン共和国ミンダナオ島の水力発電所(24.9MW)が営業運転開始

2023.07.23 事業参画・売買レポート


 2023年7月19日、電源開発株式会社(以下、「Jパワー」)はフィリピン共和国(以下、「フィリピン」)ミンダナオ島で建設を行っていたレイクマイニット(Lake Mainit)水力発電所の営業運転を2023年3月から開始し、7月12日に記念式典を開催したことを発表した。

 当該発電所はミンダナオ島北アグサン州に建設された流れ込み式の水力発電所で、出力は24,900kW(8,300kW×3台)。発電した電力はANECO社(北アグサン州電化協同組合)に25年に亘って売電する。

 事業会社はLake Mainit Hydro Holdings Corporation。Jパワーは建設を進めてきたMarkham Resources Corporation(以下、「MRC社」)から事業会社の株式40%を取得し、2022年12月から事業参画している。事業会社への出資比率に応じた持分出力は10MW相当。

 MRC社はフィリピンで2014年に設立された再生可能エネルギーの開発・運営を行っている発電事業会社である。フィリピンで水産業を主とするFrabelle社とTSP Marine社が共同設立した。MRC社は現在、水力発電事業を6件(稼働済み4件、建設中2件)、ディーゼル発電事業を1件(稼働済み)保有している。

 Jパワーはミンダナオ島に多く残る未開発水力地点の開発を通じて、島内の電力供給のカーボンフリーシフトに貢献したい考えだ。

*アイキャッチ 出典:電源開発株式会社

【情報ソース】
レイクマイニット水力発電所(フィリピン共和国)が営業運転を開始しました~現地にて記念式典を開催~、2023年7月19日、電源開発株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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