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【稼働】三峰川電力・中部電力など、鳥取県営子鹿第二発電所の運営を開始 鳥取県営水力コンセッション事業

2023.09.03 コンセッション


 2023年9月1日、丸紅株式会社(以下、「丸紅」)と中部電力株式会社(以下、「中部電力」)は鳥取県営水力発電所再整備・運営等事業において、子鹿第二発電所の再整備が完了し、運営を開始したことを発表した。

 当該事業は鳥取県が保有する運転開始後50年以上経過した舂米発電所、小鹿第一発電所、小鹿第二発電所、日野川第一発電所の計4つのダム水路式発電所に運営権を設定の上、民間事業者が当該水力発電施設の再整備や施設の運営維持業務を行うものである。国内初の水力発電施設のコンセッション方式によるPFI事業で、2019年3月に事業者が選定されている。

 事業会社は三峰川電力株式会社(47.2%)、中部電力(47.2%)、株式会社チュウブ(2.8%)、美保テクノス株式会社(2.8%)が設立した特別目的会社「M&C鳥取水力発電株式会社」(*カッコ内の数字%は出資比率)。

 2020年9月より舂米(つくよね)発電所の運営が開始しており、今回の子鹿第二発電所が2箇所目の運営開始となる。子鹿第二発電所の公共施設等運営権の存続期間は2023年9月1日から2043年8月31日までの20年間。残りの2発電所については2024年の運営開始に向けて再整備を進める。

(所在地地図 出典:中部電力株式会社)

◯鳥取県営4水力発電所の概要

発電所名所在地運転開始時期認可
出力
再整備開始時期運転開始時期
舂米(つくよね)発電所八頭郡若桜町内1960年12月7,890kW鳥取県にて実施済2020年9月
小鹿(おしか)第一発電所東伯郡三朝町内1957年10月3,700kW2021年2024年2月
予定
小鹿(おしか)第二発電所東伯郡三朝町内1958年4月4,990kW2021年2023年9月
日野川(ひのがわ)第一発電所日野郡日野町内1968年1月4,300kW2022年2024年12月
予定
 

*アイキャッチ 子鹿第二発電所写真 出典:丸紅株式会社

【情報ソース】
鳥取県営子鹿第二発電所の運営を開始~PFI事業(コンセッション方式)による県営水力発電所の再整備・運営事業の取り組み~【三峰川電力】、2023年09月01日、丸紅株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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