2024.04.28
【開発】東京ガス・大阪ガス・東邦ガス・三菱商事、米国キャメロンLNG基地を活用した合成メタンの製造・輸送プロジェクトにセンプラ・インフラストラクチャー社が参画
2023.08.30 トピック
2023年8月30日、東京ガス株式会社（以下、「東京ガス」）、大阪ガス株式会社（以下、「大阪ガス」）、東邦ガス株式会社（以下、「東邦ガス」）、三菱商事株式会社（以下、「三菱商事」）、Sempra Infrastructure Partners LP（以下、「センプラ・インフラストラクチャー社」）は合成メタン（e-methane）を米国メキシコ湾岸で製造・液化し、国際的に輸送するサプライチェーン確立に向けた共同検討に関する基本合意書を締結したことを発表した。
当該事業は東京ガス、大阪ガス、東邦ガスの年間都市ガス需要の1%に相当する年間13万トンの合成メタン（e-methane）を製造し、ルイジアナ州南西部のキャメロンLNG基地で液化し、日本に輸出するというものだ。キャメロンLNG基地には三菱商事が事業参画しており、天然ガスパイプライン網や既存LNGサプライチェーンを活用する。
当該事業については2022年から東京ガス、大阪ガス、東邦ガス、三菱商事の4社で実現可能性に関する詳細検討が行われてきたが、今回新たに米国企業のセンプラ・インフラストラクチャー社が参画する。開発地の最有望地域となっているテキサス州やルイジアナ州において、信頼性と実績のあるセンプラ・インフラストラクチャー社がプロジェクトパートナーとなり、5社で既存の都市ガスインフラとLNGサプライチェーンを活用した合成メタンの導入・普及を推進する。今後は現地でのプラント用地選定や各種許認可、地元対応等々を進め、2030年の日本への合成メタンの輸出開始を目指す。
*アイキャッチ UnsplashのJuan Manuel Aguilarが撮影した写真
【情報ソース】
・米国キャメロンLNG基地を活用した日本へのe-methane導入に関する詳細検討へのセンプラ・インフラストラクチャー社の参画について、2023年8月30日、東京ガス株式会社（*大阪ガス株式会社、東邦ガス株式会社、三菱商事株式会社、Sempra Infrastructure Partners LPとの共同リリース）
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