【戦略】東京ガスと三菱商事、カーボンニュートラルメタンのサプライチェーン構築に向けて事業可能性調査

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　2021年11月26日、東京ガス株式会社（以下、「東京ガス」）と三菱商事株式会社（以下、「三菱商事」）は北米、豪州、中東、アジア等LNG輸出国における再生可能エネルギー由来のグリーン水素とCO2から製造するメタン（以下、「合成メタン」）について、サプライチェーン構築に関する事業可能性調査を共同で開始することを発表した。

（今後検討を進めるカーボンニュートラルメタンのサプライチェーン　出典：東京ガス株式会社）

　当該調査は都市ガスの脱炭素化に資するカーボンニュートラルメタンの導入を目指したもので、北米や豪州等を中心に、再生可能エネルギーやCO2の調達、水素や合成メタンの製造、液化・輸送までのサプライチェーン全体の課題を洗い出し、適地選定や低コスト化調査を行う。合成メタンのカーボンニュートラルに資する検討も実施される予定。

　東京ガスの水素・メタネーションに関する技術、LNGバリューチェーン構築に取り組んできた知見と、三菱商事の海外LNGプロジェクトや再生可能エネルギー等のエネルギービジネスの知見を基に検討・調査を進め、将来的には選定した適地における実証試験、日本へのカーボンニュートラルメタンの導入を視野に取組みを進める。

　輸送過程等のライフサイクルCO2を含むサプライチェーン全体のカーボンニュートラル化については現時点では調査の対象外となっているものの、状況を見て順次検討を進める方針のようだ。

*アイキャッチ　出典：東京ガス株式会社

【情報ソース】
・カーボンニュートラルメタンのサプライチェーン構築に向けた北米、豪州等における事業可能性調査の開始について、2021年11月26日、東京ガス株式会社（*三菱商事株式会社との共同リリース）

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