2024.11.04
【開発】丸紅・大阪ガス・ペルーLNG、ペルーにおけるe-メタン製造事業について詳細検討(Pre-FEED)開始
2023.08.27 トピック
2023年8月22日、丸紅株式会社(以下、「丸紅」)と大阪ガス株式会社(以下、「大阪ガス」)は丸紅が参画する液化天然ガス事業の合弁会社PERU LNG S.R.L.(以下、「ペルーLNG」)とともに、ペルー共和国(以下、「ペルー」)においてe-メタンを製造する事業についての詳細検討(Pre-FEED)を開始すると発表した。
当該事業は2010年に運転開始したペルーLNG基地を活用して合成メタンを製造し、合成メタンのペルー国内における供給や日本などへの輸出を目指したものだ。再生可能エネルギーを用いて生成したグリーン水素と、工場等から排出される二酸化炭素を原料に都市ガスの主成分であるメタン(e-メタン)を合成する。
2022年7月から3社は当該事業についての事業性調査を共同で進めていたが、価格競争力のあるe-メタン製造ができる可能性を確認できたことから、2030年における年間約6万トンのe-メタン製造を目指して詳細検討を行う。
詳細検討はペルーLNG基地において年間約6万トン(1万N㎥/h)のe-メタンを製造し、液化して日本等へ輸出することやペルー国内で供給することを想定したものとなっている。具体的には、原料調達の条件協議やプラント建設の仕様検討、事業性の算定を行う予定となっている。今後、2025年の投資意思決定を経て、2030年のe-メタン製造開始を目指す。
*アイキャッチ プロジェクトサイト(PERU LNGの液化基地) 出典:丸紅株式会社
【情報ソース】
・ペルーにおけるe-メタン製造・販売事業の詳細検討開始について、2023年08月22日、丸紅株式会社
・丸紅、ペルーLNG社とのペルーにおけるe-メタン製造に関する詳細検討(Pre-FEED)の開始について、2023年8月22日、大阪ガス株式会社
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