【水素】丸紅、ポルトガルでグリーン水素のパイプライン注入実証事業

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　2023年3月17日、丸紅株式会社（以下、「丸紅」）はポルトガル共和国（以下、「ポルトガル」）でグリーン水素を既存の天然ガス配送ネットワークに注入する実証事業を開始したことを発表した。

　当該実証は太陽光発電による電力で製造したグリーン水素を、Floene社が新設した水素配送パイプラインから既存の天然ガス配送パイプラインに注入し、民生・商業・産業顧客約80箇所に配送するというものだ。ポルトガル政府が2030年までにガス配送ネットワークへの水素注入を10~15%にする目標を掲げる中で、当該実証では2年間で最大20%まで水素の注入率を高めていく方針だ。

　Floene社はポルトガルのガス配送において7割超のシェアを持っており、丸紅は東邦ガス株式会社と共同でFloene社へ22.5%出資している。丸紅は中期経営戦略GC2024で「グリーンのトップランナー」になることを目標に掲げている。チリで行っているグリーン水素注入実証事業等も含め、グリーン水素やバイオメタン等の再生可能ガスを活用した脱炭素化やエネルギー転換を推進していく考えだ。

*アイキャッチ　UnsplashのFrank Eiffertが撮影した写真

【情報ソース】
・ポルトガル初のグリーン水素注入実証事業について、2023年03月17日、丸紅株式会社

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