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【FS】丸紅・大阪ガス、ペルーにおけるメタネーション事業を共同検討

2022.07.17 トピック


 2022年7月14日、丸紅株式会社(以下、「丸紅」)と大阪ガス株式会社(以下、「大阪ガス」)は丸紅が参画する液化天然ガス事業の合弁会社PERU LNG S.R.Lとともに、ペルー共和国(以下、「ペルー」)において合成メタンの製造・販売事業(以下、「当該事業」)の事業性についての調査・検討を行うことを発表した。

 当該事業は2010年に運転開始したペルーLNG基地を活用して合成メタンを製造し、合成メタンのペルー国内における供給や日本などへの輸出を目指すものである。再生可能エネルギーを用いて生成したグリーン水素と、工場等から排出される二酸化炭素を原料に都市ガスの主成分であるメタンを合成する。合成メタンは都市ガス導管等の既存インフラや設備をそのまま利用することが可能だ。

 メタネーションは合成メタンの利用で発生する二酸化炭素と合成メタンを製造する際に分離回収した二酸化炭素の排出量が相殺されるため、ガス自体の脱炭素化として期待されている。国は2021年10月に第6次エネルギー基本計画を発表しており、既存インフラへの合成メタンの注入を2030年には1%、2050年には90%とすることを目標に掲げている。加えて、緊急時の電力供給不足のバックアップや調整電源として合成メタンを活用することも期待されている。

*アイキャッチ 出典:丸紅株式会社

【情報ソース】
ペルーにおけるメタネーション事業の共同検討契約締結について、2022年07月14日、丸紅株式会社
丸紅、ペルーLNGとのペルーにおけるメタネーションに関する共同検討の開始について、2022年7月14日、大阪ガス株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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