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【戦略】豊田通商、SBエナジーの株式85%を取得

2023.02.12 トピック


 2023年2月9日、豊田通商株式会社(以下、「豊田通商」)はソフトバンクグループ株式会社(以下、「SBグループ」)の子会社SBエナジー株式会社の株式85%を取得することに合意したことを発表した。

 SBエナジーは2011年10月に設立されたSBグループのエネルギー事業会社だ。国内の複数の太陽光発電所やモンゴル国ゴビ砂漠での風力発電事業「Tsetsii Wind Farm」(50MW)などを手掛けている。2023年1月時点の国内の再エネ事業の開発・運営実績は太陽光発電事業667.1MW、風力発電事業55.9MWなど計773.0MWとなっている。

 豊田通商は子会社の株式会社ユーラスエナジーホールディングスを核に、国内外で再エネ発電事業を積極的に展開している。2022年12月時点で、国内外の太陽光発電事業350MW、風力発電事業3,055MWなど計3,701MWの再エネ事業の開発・運営を行っている。加えて、エネルギーマネジメントやバーチャルパワープラント(VPP)実証などの再エネ事業を活用した新規事業にも取り組んでいる。

 株式譲渡後のSBエナジーの出資比率は豊田通商が85%、SBグループが15%となり、SBエナジーは豊田通商の子会社になる。豊田通商は今後「SBエナジーのVPPを中心とした電力の需給調整機能(Bits事業)」、「安定した再エネ電力の需要創出(Mobility事業)」、「SBエナジー投資先の最先端技術の活用」等を通じて、再エネ導入量をさらに拡大させ、再エネを活用した新規事業の創出・再エネ分野のテクノロジーの進化を加速させる考えだ。

*アイキャッチ UnsplashMarkus Spiskeが撮影した写真

【情報ソース】
豊田通商がSBエナジー株式の85%を取得~両者グループの再生可能エネルギー事業のシナジーを最大化しカーボンニュートラルの取り組みを加速~、2023年02月09日、豊田通商株式会社

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