【開発】東ソー、山口県周南市の南陽事業所でバイオマス発電所(74MW)を新設へ

2022.07.30 事業参画・売買レポート


 2022年7月27日、東ソー株式会社(以下、「東ソー」)は同社の南陽事業所(山口県周南市)において、バイオマスを主燃料とした発電所を新設することを発表した。

 東ソー南陽事業所にある老朽化した自家用石炭火力発電所の一つを廃止し、バイオマスを主燃料とする発電所を新設する。新設する発電所は、木質系燃料に加えて、建築廃材や古紙・廃プラスチックを原料とした固形燃料(RPF:Refuse derived Paper and Plastic densified Fuel)等の廃棄物系燃料も使用するが、将来的にはバイオマス専焼を目指す方針だ。

 計画している発電出力は74MWで、2022年7月に建設工事を開始する。運転開始は2026年4月の予定。

 東ソーグループでは、CO2削減・有効利用推進委員会において、GHG排出量削減やCO2の回収・原料化による有効利用を推進してきたが、2021年6月に同委員会の下にCO2削減・有効利用戦略室、CO2削減・有効利用 南陽タスクフォースチーム、CO2削減・有効利用 四日市タスクフォースチームが新設され、推進体制の強化が図られている。

*アイキャッチ 南陽事業所の全景(中央の赤塗部が発電所新設予定地) 出典:東ソー株式会社

【情報ソース】
南陽事業所にバイオマス発電所を新設~エネルギーの脱炭素化に向けた施策~、2022年07月27日、東ソー株式会社

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