【開発】東京産業・東京エネシスなど、福島県河沼郡でバイオマス発電事業

2022.03.09 事業参画・売買レポート


 2022年3月4日、東京産業株式会社(以下、「東京産業」)、株式会社東京エネシス(以下、「東京エネシス」)、株式会社SHICHIJO(以下、「SHICHIJO」)、北越コーポレーション株式会社(以下、「北越コーポレーション」)の4社は福島県河沼郡でバイオマス発電事業を行うことを発表した。

 当該事業は福島県河沼郡の坂本工業団地内に発電出力7,100kWのバイオマス発電所を建設し、その後の操業・運営を行うものである。未利用材や建設廃材などを活用した木質チップを燃料として発電を行う。発電した電力はFIT制度に基づいて、20年間に亘って東北電力ネットワーク株式会社に全量売電する。商業運転の開始は2024年12月を予定している。

 事業会社は合同会社会津こもれび発電所。株主は東京産業(40%)、東京エネシス(40%)、SHICHIJO(15%)、北越コーポレーション(5%)である。(*カッコ内の数字は出資比率) 発電所の土木・建築・特別高圧受変電設備設置工事やLTSA(Long Term Service Agreement(長期保守契約))は東京エネシスが、発電設備設置工事やO&M(Operation & Maintenance(運用管理と保守契約))は東京産業が行う。事業開発許認可手続き等はSHICHIJO、燃料となる木質チップの加工や調達支援は北越コーポレーションが担う。

 *アイキャッチ 会津こもれびバイオマス発電所パース図 出典:東京産業株式会社

【情報ソース】
バイオマス発電事業参画に関するお知らせ(*PDFファイルが開きます、784KB)、2022年3月4日、東京産業株式会社
バイオマス発電事業参画に関するお知らせ、2022年3月4日、株式会社東京エネシス

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