【開発】住友商事など、福島県阿武隈地域で陸上風力発電所(風車46基、147MW)を建設へ

2022.04.02 事業参画・売買レポート


 2022年4月1日、住友商事株式会社(以下、「住友商事」)やJR東日本エネルギー開発株式会社(以下「JED」)など9社(*)福島県阿武隈地域で開発を計画している阿武隈風力第一発電所、阿武隈風力第二発電所、阿武隈風力第三発電所、阿武隈風力第四発電所の建設工事に着工したことを発表した。

(*)事業に参画する9社
住友商事、JED、一般財団法人ふくしま未来研究会、株式会社ジャパンウィンドエンジニアリング、福島発電株式会社、清水建設株式会社、株式会社大林クリーンエナジー、株式会社レノバ、信夫山福島電力株式会社

 当該事業は福島県田村市、大熊町、浪江町、葛尾村にまたがる阿武隈地域の稜線上に全高約148mの風車を46基建設し、その後の運営を行うものだ。総発電容量は約14万7千kW、年間の想定発電電力量は約12万世帯の使用電力量相当を見込んでいる。発電した電力は福島送電株式会社が設置する共用送電線を経由して売電し、売電収入の一部は地域の復興支援に活用する計画となっている。完工は2025年春になる予定だ。

 事業会社は9社が共同出資する福島復興風力合同会社だ。2015年に設立された福島復興風力株式会社が2018年に合同会社に組織変更している。2017年に福島県の行った公募を通じて事業者に選定され、その後支援事業費補助金の交付を受け、事業開発が進められてきた。

【情報ソース】
福島県阿武隈地域における陸上風力発電所の着工について~国内最大規模となる総発電容量約14万7千キロワット~、2022年4月1日、住友商事株式会社(*JR東日本エネルギー開発株式会社、一般財団法人ふくしま未来研究会、株式会社ジャパンウィンドエンジニアリング、福島発電株式会社、清水建設株式会社、株式会社大林クリーンエナジー、株式会社レノバ、信夫山福島電力株式会社との共同リリース)

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