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【戦略】双日・本郷植林研究所、バイオマス発電燃料向けの早生樹苗木の生産事業を始動

2021.10.21 トピック


 2021年9月30日、双日株式会社(以下、「双日」)は東京大学発のベンチャー企業である株式会社本郷植林研究所(以下、「本郷植林」)とともに、植林後5年で伐採可能な早生樹の苗木を生産する双日モリノミライ株式会社(以下、「双日モリノミライ」)を設立することに合意したことを発表した。

(本郷植林のハコヤナギ試験植林(植栽後1年) 出典:双日株式会社)

 本郷植林が宮崎県で試験植林を行っているハコヤナギ(品種名:もりのみらい17号・品種登録出願済)は、植林後5年間で約200㎥/ha以上の成長量が期待される高成長量・短伐期が特長の樹木だ。スギの場合は一般的に植林後5年間での成長量は5㎥/ha未満であり、当該ハコヤナギと同程度に成長するには25~30年を要する。

 双日と本郷植林はハコヤナギの特長がバイオマス発電用燃料の安定供給に適していると考えた。双日モリノミライでハコヤナギの苗木を生産し、バイオマス発電の導入加速や地産地消の燃料供給につなげるべく、早期の事業化を目指す。

 苗木の生産に加えて、ハコヤナギの植林事業化の検討も行い、将来的には荒廃農地や未造林地などにハコヤナギを植林し、地域に密着した森林資源サイクルを構築する方針。

*アイキャッチ 出典:双日株式会社

【情報ソース】
双日、スギの成長料を大幅に上回る早生樹苗木の生産事業に参画~「発想×双日 Hassojitz(ハッソウジツ)」プロジェクト発、脱炭素社会を見据えた地方創生事業への挑戦~、2021年9月30日、双日株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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