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【EPC・O&M】IHI、八代バイオマス発電所のEPC業務及び運転・保守業務を受注

2021.03.24 トピック


 2021年03月23日、株式会社IHI(以下、「IHI」)は同社とグループ会社の株式会社IHIプラントが、合同会社くまもと森林発電から「八代バイオマス発電所」のEPC業務と運転開始後20年間に亘る運転・保守業務を受注したことを発表した。

 合同会社くまもと森林発電は熊本県八代市で発電出力75,000kWの木質専焼方式のバイオマス発電所の開発を進めている。発電所の名称は八代バイオマス発電所。燃料には熊本県産のみ利用間伐材等から成る木質チップや木質ペレットを活用し、年間約4.8億kWhの電力を発電する。一般家庭の使用電力量に換算して約15万世帯相当となる。発電所の工事には2022年4月に着工し、商業運転は2024年6月開始の予定だ。

 IHIの受注した運転・保守業務は発電所内のすべてのプラント機器の運転、点検、補修工事及び必要な部品供給などの業務を一括して20年請負うという内容だ。事業のライフサイクルを通じた最適な運用を目指すため包括的に行われるもので、これまでIHIが行ってきた火力発電所の木質バイオマス専焼化改造工事や「七ツ島バイオマス発電所での実績が評価されたものと言える。

 中部電力株式会社、東邦ガス株式会社、豊田通商株式会社のグループ会社である株式会社エネ・ビジョンの3社が合同会社の株主となり当該事業を進めている。事業の開発資金は株式会社みずほ銀行をアレンジャー、株式会社日本政策投資銀行をコ・アレンジャーとするプロジェクトファイナンスによる融資によって調達されている。

*アイキャッチ Photo by raquel raclette on Unsplash  

【情報ソース】
バイオマス発電所の建設工事および20年間の運転・保守サービスを受注 ~~カーボンニュートラルな電力の提供を最適運用でサポート~、2021年03月23日、株式会IHI

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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