【稼働】コスモエネルギーホールディングス、和歌山県中紀エリアの陸上風力発電所(48.3MW)が運転開始

2021.06.17 事業参画・売買レポート


 2021年6月11日、コスモエネルギーホールディングス株式会社(以下、「コスモエネルギーホールディングス」)は同社100%子会社のコスモエコパワー株式会社が和歌山県中紀エリアで開発を進めていた「中紀ウィンドファーム」が2021年4月より運転を開始し、6月10日に操業安全祈願祭を行ったことを発表した。

 中紀ウィンドファームは和歌山県有田郡広川町、有田川町、日高郡日高町にかかる白馬山脈尾根部に開発された陸上風力発電所だ。隣接する広川・日高ウィンドファーム(20MW)に続いて、コスモエネルギーホールディングスとしては和歌山県内で2箇所目の風力発電所になる。

 中紀ウィンドファームは定格出力2,100kWの風車(HTW.21-80A、株式会社日立製作所製)を23基建設しており、総設備容量は48.3MW。1世帯あたりの全消費電力量を4,432kWh/年とすると、約22,800世帯相当の電力量を発電する見込みだ。

 コスモエネルギーグループは第6次連結中期経営計画「Oil & New」において、風力発電事業を始めとした再生可能エネルギー事業を新たな事業の柱に位置付けている。今後も風力発電事業を推進し、2030年度には陸上と洋上合わせて150万kW超の設備容量の実現を目指す方針だ。

*アイキャッチ 出典:コスモエネルギーホールディングス株式会社

【情報ソース】
和歌山県中紀エリアにおける風力発電所の操業安全祈願祭を実施しました、2021年6月11日、コスモエネルギーホールディングス株式会社

【関連記事】
【開発】日立造船とコスモエネルギー、青森西北沖洋上風力発電事業の運営会社を共同設立/風車最大125基、発電出力約500MWで事業化検討
【融資】ADB・JICA等、レノバが参画するベトナムの陸上風力発電事業(144MW)にグリーンローン
【インフラマネジメント】ユーラステクニカルサービスと東京電力ベンチャーズ、国内170基の風力発電設備でドローン点検実装

, , ,


デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
ISS-アイ・エス・エス

月別アーカイブ