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【インフラマネジメント】ユーラステクニカルサービスと東京電力ベンチャーズ、国内170基の風力発電設備でドローン点検実装

2021.05.23 トピック


 2021年05月20日、株式会社ユーラスエナジーホールディングス(以下、「ユーラスエナジー」)のグループ会社である株式会社ユーラステクニカルサービス(以下、「ユーラステクニカルサービス」)と東京電力ベンチャーズ株式会社(以下、「東京電力ベンチャーズ」)は国内最大規模となる170基の風力発電設備のドローン点検を実施することを発表した。

 ユーラステクニカルサービスはユーラスエナジーが開発した太陽光発電所や風力発電所の操業や保守管理を行っている。同社ではこれまで風力発電設備のブレード点検を人の手によって行ってきたが、精度が一定でないことや高所作業による危険性など課題を抱えていた。これらの課題を解決するため、2019年より複数社によるドローンを活用したブレード点検サービスの比較検討を行い、その結果、高い優位性を持っていたSkySpecs,Inc.(以下、「SkySpecs社」)がユーラステクニカルサービスの点検サービスに採用された。2021年度から同社が運転・保守管理を行っている発電所のうち、全国13発電所、総計170基でSkySpecs社によるドローン点検サービスが実装される。

 SkySpecs社が提供している設備管理用ソフトウェア「Horizon」は点検時の風車ブレード画像を豊富に機械学習に利用しており、損傷箇所や程度を画像解析で自動的に判定する。ソフトウェアを通じて、点検データ保存や損傷分析、補修作業管理といった点検後の一連業務のプラットフォームとしても活用することができ、経年追跡や風車ブレード毎のデータ比較も可能だ。

(ユーラス北野沢ウインドファーム(青森県)での点検の様子 出典:東京電力ベンチャーズ株式会社)

 SkySpecs社によるドローン点検サービスの優位性については下記4つの点が評価されている。
(※プレス記事より引用)

  1. 自律制御により、自動運転にて、安定した精度の画像を取得できる
  2. 1基あたり15分で画像取得でき、短期間での点検が可能である
  3. 1基あたりの点検に伴う風車設備停止時間削減のため、費用対効果に優れる
  4. SkySpecs社のAIは6万基以上の風力発電設備の過去の点検データにより、優れた損傷検知能力を持っている

 SkySpecs社は2012年3月に米国ミシガン州に設立された風力発電の維持管理のオートメーション事業を行う企業だ。現在はミシガン州のほかにオランダ・アムステルダムにも拠点を持ち、風力発電設備O&Mに係るソリューションを提供する世界的リーダーとなっている。風力発電設備について世界26カ国、約56,000基(洋上風力発電含む複数メーカー及び型式)の点検実績がある。

 東京電力ベンチャーズとSkySpecs社は国内風力発電会社の約40基で点検を実施するなど、国内風力発電市場に向けて協力関係を深めてきた。2020年12月1日には両社間で、風力発電設備のドローン点検における独占アライアンスを締結している。

*アイキャッチ 出典:東京電力ベンチャーズ株式会社

【情報ソース】
ユーラステクニカルサービスと東京電力ベンチャーズ、国内最大規模の風力発電設備のドローン点検を実施、2021年05月20日、株式会社ユーラスエナジーホールディングス

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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