【開発】Jパワー、島牧ウインドファームを更新へ/6基の風車を新型の大型風車(4.3MW)1基へ建て替え

2021.06.02 事業参画・売買レポート


 2021年5月25日、電源開発株式会社(以下、「Jパワー」)は同社100%出資子会社である株式会社ジェイウインドが「島牧ウインドファーム」の更新工事を開始したことを発表した。

 当該風力発電所は北海道島牧郡島牧村にあり、2000年6月より20年以上に亘り、単機出力750kWの風車6基で営業運転を続けてきた。設備の高経年化を踏まえて、シーメンスガメサ製の単機出力:4.5MWの風車1基に建て替える。新しく建てる風車は国内最大級のものを採用しており、性能向上をはかって風資源を最大限有効活用する考えだ。

 工事は2021年5月に着工し、2022年には営業運転開始となる予定。Jパワーでは今後も高経年化が進んだ地点の設備更新を順次進める方針。秋田県にかほ市の仁賀保高原風力発電所(出力:24.75MW、風車15基)や北海道稚内市のさらきとまないウィンドファーム(14.85MW、風車9基)は2001年12月に運転開始しており、2021年末には運転開始から20年経過を迎える。

*アイキャッチ 出典:電源開発株式会社

【情報ソース】
島牧ウインドファームの更新工事を開始しました~Jパワーグループ国内風力2地点目の更新地点~、2021年5月25日、電源開発株式会社

【関連記事】
【開発】Jパワー、築20年の風車19基を最新の大型風車8基へ更新/苫前ウィンビラ発電所
【インフラマネジメント】ユーラステクニカルサービスと東京電力ベンチャーズ、国内170基の風力発電設備でドローン点検実装
【売買】日立サステナブルエナジー、ベトナムの風力発電事業(容量:151.95MW)に参画/事業会社の株式35.1%取得

, , , , , , ,


デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
ISS-アイ・エス・エス

月別アーカイブ