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【工事】商船三井、洋上風力発電向けSEP船が秋田港に入港/基礎据付工事を4月末より開始

2021.05.07 トピック


 2021年04月28日、株式会社商船三井(以下、「商船三井」)は同社が出資するSeajacks International Limited社(以下、「Seajacks社」)の日本法人を通じて保有する日本籍作業船「Seajacks Zaratan」(シージャックス ザラタン、以下「Zaratan号」)が4月16日に秋田港に入港したことを発表した。

 Zaratan号が日本の港に入港するのは初のこと。4月20日にはZaratan号の歓迎と今後の本格的洋上工事の安全祈願を目的として「Zaratan号壮行の儀」が執り行われている。同式典では秋田県の伝統行事であるなまはげの演武も披露された。

(秋田港に入港したSEP船「Seajacks Zaratan」 出典:株式会社商船三井)

 Zaratan号は秋田洋上風力発電株式会社が秋田港及び能代港で開発を進める国内初の商用大型洋上風力発電事業において使用されるものだ。Seajacks社日本法人と鹿島建設株式会社が締結した契約に基づいて、4月末より基礎部材(モノパイル、トランジションピース)の据付工事を開始する予定だ。

 当該事業は秋田港に風車(4.2MW/基)を13基、能代港に同風車を20基設置し、約140MWの着床式洋上風力発電所(陸上送変電設備を含む)を建設し、その後の運転・保守を行うものだ。総事業費は約1,000億円。発電した電力は完工後20年間に亘って全量を東北電力株式会社に売電する計画。現在は2022年末までの商業運転開始に向けて建設工事が進められている。

*アイキャッチ 出典:株式会社商船三井

【情報ソース】
Seajacks社運航船”Seajacks Zaratan”秋田港・能代港洋上風力発電基礎の据付を開始、2021年04月28日、株式会社商船三井

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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