【売買】JFEエンジニアリング、愛知県小牧市の食品バイオガス発電事業を取得

2021.01.20 事業参画・売買レポート


 2021年1月18日、JFEエンジニアリング株式会社(以下、「JFEエンジニアリング」)は同社のグループ会社であるJ&T環境株式会社(以下、「J&T環境」)が食品リサイクルバイオガス発電事業を進める株式会社バイオス小牧(以下、「バイオス」)および合同会社小牧バイオガス発電所(以下、「小牧バイオガス発電所」)を完全子会社としたことを発表した。

(事業スキーム 出典:JFEエンジニアリング株式会社)

 J&T環境はバイオス小牧の100%株主であったアーキアエナジー株式会社からバイオス小牧の全株式を取得し、小牧バイオガス発電所については一般社団法人バイオガス発電より全持分を取得した。

 バイオス小牧は名古屋市や小牧市周辺から排出される食品廃棄物のリサイクルを行うために2016年に設立され、その食品廃棄物を燃料として行う発電事業を担うため小牧バイオガス発電所が2017年に設立されている。両社は一体となって食品リサイクルバイオガス発電事業を進めているが、J&T環境は当該事業を引き継ぎ、2021年度上期中に食品リサイクル・バイオガス発電プラント建設に着手、2022年度下期の営業運転開始を目指す方針だ。

 新設する施設は日量最大120tの食品廃棄物の処理過程で発生するメタンガスを燃料に発電を行う。バイオス小牧が廃棄物処理を行い、小牧バイオガス発電所がバイオス小牧よりメタンガスを購入し発電を行う。発電した電力はFIT制度に基づき売電される予定だ。発電出力は最大1,300kW、年間の想定発電量は最大11,000MWhとなる。一般家庭の使用電力量に換算して約2,500世帯相当を見込む。

*アイキャッチ 出典:JFEエンジニアリング株式会社

【情報ソース】
食品バイオガス発電事業会社を子会社化~J&T環境がリサイクル事業で中京地区中京地区へ初進出~、2021年1月18日、JFEエンジニアリング株式会社・J&T環境株式会社

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