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【開発】JFEエンジニアリング・JR東日本・東京ガスなど、宮城県仙台市で食品リサイクル・バイオガス発電事業会社を設立

2020.07.25 事業参画・売買レポート


 2020年7月21日、JFEエンジニアリング株式会社(以下、「JFEエンジニアリング」)は同社子会社J&T環境株式会社(以下、「J&T環境」)、東日本旅客鉄道株式会社(以下、「JR東日本」)、東京ガス株式会社(以下、「東京ガス」)、JR東日本関連会社の東北鉄道運輸株式会社の4社が共同で「株式会社東北バイオフードリサイクル」(以下、「東北バイオフードリサイクル」)を設立したことを発表した。

 東北バイオフードリサイクルは宮城県仙台市においてバイオガス化による食品リサイクル・バイオガス発電事業を行うことを目的に設立された。資本金は6千万円。出資者はJ&T環境(45%)、JR東日本(29%)、東京ガス(21%)、東北鉄道運輸(5%)の4社だ。(*カッコ内の数字は出資比率)

(建設予定地 出典:JFEエンジニアリング株式会社)

 当該事業は新設する東北バイオフードリサイクル仙台工場で、一日最大40tの食品廃棄物を微生物により発酵させ、発生するメタンガスを燃料にして発電を行うものだ。発電出力は780kW、想定発電電力量は約6,500MWh/年を見込んでいる。一般家庭の使用電力量に換算すると約1,500世帯相当の電力量だ。商業運転の開始は2022年春に予定している。

(施設完成予想CG 出典:JFEエンジニアリング株式会社)

 当該事業では食品リサイクル率向上や再生可能エネルギー創出のほかに、地域循環型社会の形成を目指す方針もある。事業の過程で生じた消化液を近隣農地等で利活用することや再生可能エネルギーの地産地消も行い、地域資源の循環や地域活性化に繋げたい考えだ。

*アイキャッチ 出典:JFEエンジニアリング株式会社

【情報ソース】
「株式会社東北バイオフードリサイクル」の設立について~宮城県仙台市に食品リサイクル・バイオガス発電施設を新設~、2020年7月21日、JFEエンジニアリング株式会社(J&T環境株式会社・東日本旅客鉄道株式会社・東京ガス株式会社・東北鉄道運輸株式会社との共同リリース)

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