【出資】JFEエンジニアリング、ベトナム国の浄水場運営に参入/BIWASE社株式3.87%を取得

2020.11.23 事業参画・売買レポート


 2020年11月6日、JFEエンジニアリング株式会社(以下、「JFEエンジニアリング」)はベトナム国の大手浄水場運営企業Binh Duong Water Environment Joint Stock Company(以下、「BIWASE社」)と業務提携基本合意書を締結し、BIWASE社の増資を引受、株式3.87%を取得したことを発表した。

 BIWASE社はベトナム国ホーチミン市に隣接するビンズオン省を拠点に、8カ所の浄水場(合計造水量:396,500㎥/日)や廃棄物処分場(処理能力:3,000トン/日)を保有・運営する水供給・環境事業会社だ。浄水場の運営のほかに、公共下水処理場の運転・保守も行っている。

  JFEエンジニアリングは同国において、ホアラック下水処理場(270,000㎥/日、2020年5月竣工)、エンサ下水処理場(270,000㎥/日、建設中)などでのEPC業務の実績があり、浄水場や下水処理場整備のニーズは今後も持続すると見込んでいる。今後はBIWASE社との提携を通じて、下水処理場や廃棄物リサイクル・処理事業の開発、O&M事業での協業を進めていく方針だ。

*アイキャッチ フォトロバート・メッツUnsplash

【情報ソース】
ベトナム BIWASE社への出資~現地企業との業務提携でベトナム国の水ビジネスへ本格参入~、2020年11月6日、JFEエンジニアリング株式会社

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