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【PPP】さいたま市、旧大宮図書館施設活用事業で戸田建設グループを事業者に決定

2020.11.03 PPP


 2020年10月28日、さいたま市は旧大宮図書館活用事業について、優先交渉権者に選定されていた「OMIYA COMMON LIBRARY」の代表企業である戸田建設株式会社関東支店と基本協定を締結し、事業者として決定したことを発表した。

 当該事業は大宮図書館が2019年5月に大宮区役所新庁舎内へ機能移転したことに伴い、旧大宮図書館及び駐車場を定期建物賃借契約により民間事業者に貸付をし、民間事業者が新しい活動拠点として施設を再利用するものである。当該事業を通じて周辺エリアの新しい魅力や価値の創出を図ることが狙いだ。事業期間は10年。

(イメージイラスト 出典:戸田建設株式会社)

 事業では大宮の新しいライフスタイルを形成する拠点として、観光拠点、地域ビジネス拠点、大宮ブランドの発信拠点の3つの役割を施設に設ける。加えて、自転車を核としてコミュニティー作りを進め、自転車と人を中心としたまちづくりを行う計画となっている。

 施設の1階に大宮ブランド発信拠点としてイベントスペースや飲食店、物販店舗等、2階には地域ビジネス発信拠点としてコワーキング・オフィスや保育施設、3階には観光拠点として観光国際協会等が入る予定だ。現時点でJACK大宮にある公益社団法人さいたま観光国際協会がテナントに入ることが決まっている。

 戸田建設は今後、定期建物賃借契約の締結のほか、プラン等の具体化やテナントシーリング等の開業準備を進める方針で、2021年度内の開業を目指している。

 大宮駅周辺は東日本の玄関口として首都圏と東北、上信越、北陸及び北海道の各圏域が連携・交流する拠点としての役割が期待されていることから、大宮駅周辺地域戦略ビジョンに基づき、「公共施設等の再編による連鎖型まちづくり」を推進している。旧大宮図書館施設活用事業もその一環として行われたものだ。

*アイキャッチ 調印式記念撮影 戸田建設株式会社

【情報ソース】
旧大宮図書館施設活用事業について、「OMIYA COMMON LIBRARY」の代表企業である戸田建設株式会社関東支店と基本協定を締結しました!、2020年10月28日、さいたま市
旧大宮図書館施設活用事業の事業者に決定!さいたま市と基本協定書を締結、2020年10月26日、戸田建設株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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