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【PPP】福島県、木戸ダム管理用水力発電事業の最優秀提案者に前田建設工業のグループを選定/売電収入の一部をダムの維持管理費へ

2019.02.22 PPP


 2019年02月15日、福島県土木部河川整備課は公募していた『木戸ダム管理用水力発電事業』の最優秀提案者に前田建設工業株式会社(以下、「前田建設工業」)を代表とするグループに選定したことを発表した。

 当該事業は既存ダムを活用して水力発電を行うために、水力発電設備や送電線設備を設計・施工し、その後の運用や売電、維持管理までを行うものである。事業期間は売電事業が開始されてから最長20年間とされており、平成31年度内に締結する契約によって具体的に決まる予定だ。

 当該事業の最優秀提案者に選定されたのは前田建設工業と東京発電株式会社(以下、「東京発電」)が構成企業となるグループ。東京発電は水力発電所やマイクロ水力発電所の運営実績を多く持ち、同分野に強みのある企業だ。水力発電所を全国77か所で所有・運営しており、出力に換算すると約18万kW規模になる。当該事業では強みを活かした事業運営を目指すことに加えて、地域貢献活動等を通じた地域と密着した事業推進としたい考えだ。

 福島県は売電で得られた事業収益の一部をダムの維持管理費へ充当する。ダム自らが稼ぐインフラとなることで、県の財政負担を軽減する方針だ。

*アイキャッチ 出典:福島県

【情報ソース】
木戸ダム管理用水力発電事業の最優秀提案者を選定しました。(*PDFファイルが開きます、201KB)、2019年02月15日、福島県土木部河川整備課

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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