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【戦略】大和証券グループ、インフラ会社『大和エナジー・インフラ株式会社』を新設/再エネ以外のインフラ分野へも投資を拡大

2018.07.31 トピック


 2018年07月30日、株式会社大和証券グループ(以下、「大和証券グループ」)はインフラの開発や運営を行う『大和エナジー・インフラ株式会社』(以下、「DEI」)を新たに設立したことを発表した。

 大和証券グループでは、グループ企業の大和PIパートナーズ株式会社が太陽光発電施設を中心とした再生可能エネルギー分野へ投資を行っているが、新たに設立されたDEIはこれまでの再生可能エネルギー事業の強化と再エネ以外の新しいインフラストラクチャーへの事業領域拡大を目指して設立された。株主は株式会社大和キャピタル・ホールディングス(100%)、資本金は10億円(資本金5億円、資本準備金5億円)。

 DEIでは空港、航空機、港湾、船舶、道路、鉄道、上下水道といったインフラ分野への投資領域の拡大を企図しているほか、森林や発電所燃料等の資源分野も投資対象とするようだ。今後、新たな投資領域において資産の開発や運営を実施する一方、これらの資産を裏付けとする金融商品を開発・販売し、新しい投資機会の提供も目指す。

 大和証券グループは、わが国で進む再生可能エネルギーの主力電源化や高度成長期に整備されたインフラの老朽化に対する戦略的な取組み、海外におけるエネルギー・インフラ分野で大きく増加している資金需要などによって、幅広いインフラ分野での取組みが進むと見込んでいる。DEIの取組みを通じて、エネルギー・インフラ分野でのプレゼンスを高め、同分野で期待されているビジネスチャンスの拡大を取り込みたい考えだ。

*アイキャッチ Photo by Helloquence on Unsplash

【情報ソース】
「大和エナジー・インフラ株式会社」の設立について(*PDFファイルが開きます、115KB)、2018年07月30日、株式会社大和証券グループ本社
大和証券グループ 中期経営計画 “Passion for the Best”2020(*PDFファイルが開きます、1,054KB)、2018年04月06日、株式会社大和証券グループ本社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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