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【PPP】千葉県、山倉ダムで世界最大級の水上メガソーラーが稼働へ/発電出力約13.7MW、事業者は京セラTCLソーラー合同会社

2018.03.12 PPP


 2018年03月09日、千葉県水道局は同局が管理する山倉ダムで建設が進められていた『山倉水上メガソーラー発電所』が完成したことを発表した。03月20日には竣工式が実施される。

〒290-0201 千葉県市原市山倉

(出典:千葉県水道局)

 当該事業は、千葉県水道局が管理する山倉ダムの水面を活用して実施する水上設置型太陽光発電事業である。2014年10月に公募された事業で、京セラTCLソーラー合同会社が事業者に選定された。京セラTCLソーラー合同会社は東京センチュリー株式会社(81%)と京セラ株式会社(19%)が共同出資し設立した発電事業会社。(*カッコ内の数字は出資比率)発電設備に対するリース・ファイナンスはTCLが担当し、設計・施工は京セラコミュニケーション株式会社、太陽光電池モジュールや周辺機器の供給・維持管理は京セラソーラーコーポレーションが担当する。

 50,904枚のフロート式太陽光パネルは京セラ製のもの、水上架台は仏シエル・テール社製のものが使われた。発電出力は約13.7MW、水上の発電設備としては世界最大級となる。年間の予想発電量は161万7,000kWh/年とされており、一般家庭の使用電力量に換算すると約4,970世帯相当だ。発電された電力は東京電力株式会社に売電され、そのうち21.7百万円が20年間に亘って千葉県へ毎年納付される。

 当該事業の実施で、県の環境負荷の低減を目的とした新エネルギーの活用推進と湖面の有効利用(稼ぐ施設化)が同時に達成された形だ。また、水面の太陽光パネルが遮光することで水質改善の効果も期待されている。

*アイキャッチ 出典:千葉県水道局

【情報ソース】
千葉・山倉水上メガソーラー発電所竣工式について、2018年03月09日、千葉県水道局
山倉ダムにおけるフロート式メガソーラー設置運営事業候補者の決定について、2014年11月28日、千葉県

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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