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【開発】関西電力、2つの再エネ事業が始動/富山で小水力発電、福岡でバイオマス発電/2030年までに再エネ事業500MW導入を目指す

2017.09.28 事業参画・売買レポート


 2017年9月26日、関西電力株式会社(以下、「関西電力」)は富山県黒部市で小水力発電所となる弥太蔵谷発電所(仮称)の建設を進めると同時に、福岡県京都郡苅田町で計画しているバイオマス発電事業を進める事業会社の設立を発表した。

 弥太蔵谷発電所(仮称)は昭和60年まで富山地方鉄道株式会社が運営していて、現在は廃止されている旧弥太蔵谷発電所の導水路トンネル等の既存の設備を有効活用する形で実施される小水力発電所である。取水設備や発電所建物、放水路などは新たに建設される。

 弥太蔵谷川から取水し、黒部川までの有効落差138.3mを活かして発電する。既設のサージタンクから水圧鉄管を通して水を導く水路式。発電出力は1,520kW、年間の発電電力量は1,010万kWh/年と計画されている。一般家庭約2,800世帯相当の電力である。
 平成33年4月に建設開始の予定で、計画通りに進めば、平成34年12月にも営業運転開始となる。

(出典:関西電力株式会社)

 バイオマス発電事業において、新たに設立する事業会社名は「バイオパワー苅田合同会社(仮称)」。正式な設立は平成29年11月中を予定している。計画通り事業が実現すれば、関西電力のバイオマス発電事業はグループ単独では2か所目となる。関西エリア以外では初。

 当該バイオマス発電事業は新松山臨海工業団地内(福岡県京都郡苅田町)において、定格出力約75MWのバイオマス発電所を建設・運営するものである。燃料には海外から購入する木質ペレットなどを使用する。年間の発電電力量は約48,880万kWh/年、一般家庭に換算すると約13万5770世帯相当となる。平成31年3月に建設工事に着工し、平成33年10月の営業運転開始を目指す。

苅田港

 関西電力では2030年までに50万kW程度の再生可能エネルギー導入を掲げている。今後も再エネ発電事業の開発が関西エリアに留まらない形で進みそうである。

*アイキャッチ 出典:関西電力株式会社

【情報ソース】
当社の再生可能エネルギーの導入に向けた取組み状況について、2017年9月26日、関西電力株式会社

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