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【開発】北海道北部風力送電、道北で風力送電網整備に着手、総事業費約1,000億円/蓄電池システムも併設、出力の自動制限で安定した送電を目指す

2018.10.09 事業参画・売買レポート


 2018年10月04日、北海道北部風力送電株式会社(以下、「北海道北部風力送電」)は北海道道北地区(稚内市、豊富町、幌延町、天塩町、中川町)で計画している風力発電のための送電網整備について、2018年10月から工事に着工することを発表した。

 当該開発は経済産業省資源エネルギー庁による「風力発電のための送電網整備の実証実験」の一環として実施されるものだ。北海道は風況が良く風力発電の適地であるものの、送電網が脆弱であるために地の利を活かすことができず、風力発電の導入拡大が進まなかった。今回の送電網の整備を通じて技術的課題の実証を行い、今後の風力発電の大量導入に向けた系統制約の解消や安定した電力供給などに繋げたい考えだ。

 送電網の整備は稚内市と中川町を結ぶ約77.8kmに亘って実施される。送電線のほか、鉄塔を269基、変電所を1ヵ所、開閉所を2か所新設し、送電網整備後は定格出力約600MW分の風力発電設備で発電された電力を中川町の北海道電力株式会社の電力設備まで送電する。

 加えて変電所(北豊富変電所)では世界最大級となる蓄電池システム(出力:240MW、蓄電池容量:720MWh)を併設する。システムを構成する蓄電池、制御システム、受変電設備、大型建屋のEPC業務は千代田化工建設株式会社が実施する。計画通りに進めば、2023年03月に送電網の運転開始を予定している。総事業費は約1,000億円。開発に必要な資金は株式会社三菱UFJ銀行、株式会社三井住友銀行、株式会社日本政策投資銀行をアレンジャーとする金融機関からの融資で調達された。

 北海道北部風力送電は風力発電大手の株式会社ユーラスエナジーホールディングスなどが出資し、2013年08月08日に設立されている。その他の株主にエコ・パワー株式会社、稚内信用金庫、北海道電力株式会社、株式会社北海道銀行、株式会社北洋銀行。

*アイキャッチ 出典:北海道北部風力送電株式会社

【情報ソース】
道北地区における「風力発電のための送電網整備の実証事業」建設工事の着工について(*PDFファイルが開きます、255KB)、2018年10月04日、北海道北部風力送電株式会社
北海道北部風力送電株式会社向け世界最大級の蓄電池システム建設工事 設計・調達・建設(EPC)業務を受注(*PDFファイルが開きます、150KB)、2018年10月05日、千代田化工建設株式会社

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