2024.12.04
【メタネーション】日立造船、オマーンでのメタネーション実証に関する覚書締結
2024.03.16 トピック
2024年3月12日、日立造船株式会社(以下、「日立造船」)は同社100%子会社のHitachi Zosen Inova AGとともに、オマーン政府や日本の商社などが出資するオマーン国のLNG事業会社Oman LNG LLC(以下、「オマーンLNG」)とメタネーションの事業化に向けた協力覚書を締結したことを発表した。調印日は2024年3月11日。
オマーンLNGが保有するLNGプラントにメタネーション装置を実装し、CO2の資源化を目指すものだ。既存LNGプラントの隣接地に小規模なパイロットプラント(メタネーション装置や水電解装置)を建設し、1,200N㎥/hの合成メタン(e-methane)を生産する。
日立造船は経済産業省資源エネルギー庁が2024年1月に公募した「令和6年度「産油国石油精製技術等対策事業費補助金(石油天然ガス権益・安定供給の確保に向けた資源国との関係強化支援事業に係るもの)」」に採択されており、当該覚書のパイロットプラントの基本設計と商業化検討については当該補助金が活用される。
オマーンと日本は2022年12月に「水素・アンモニア及びメタネーションを含むカーボンリサイクルに関する協力覚書」を交わしている。
*アイキャッチ Unsplashのmostafa merajiが撮影した写真
【情報ソース】
・オマーンでのメタネーション実証に関する覚書を締結~パイロットプラントの基本設計~(*PDFファイルが開きます、KB)、2024年3月12日、日立造船株式会社
【関連記事】
・【O&M】日立造船、英国で2件のごみ焼却発電プラントの長期運営業務を受注
・【開発】東京ガス・大阪ガス・東邦ガス・三菱商事、米国キャメロンLNG基地を活用した合成メタンの製造・輸送プロジェクトにセンプラ・インフラストラクチャー社が参画
・【e-fuel】商船三井、ドイツ企業とe-メタノール利用の共同検討