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【O&M】日立造船、英国で2件のごみ焼却発電プラントの長期運営業務を受注

2023.07.12 トピック


 2023年7月6日、日立造船株式会社(以下、「日立造船」)は同社100%子会社のHitachi Zosen Inova AG(以下、「HZI」)が英国において2件のごみ焼却発電プラントの運営業務を受注したことを発表した。

 1件目は英国バークシャー州スラウに2024年完成予定のごみ焼却発電プラントの運営で、発注者は英国の電力・ガス事業者大手のSSE plcグループの設立した特別目的会社のSSE Slough Multifuel Limited。運営期間は2024年7月から2049年6月まで。当該プラントはストーカ式焼却炉(年間処理量は48万トン)で、発電出力は49.9MW。建設工事はHZIが2021年に受注している。

 2件目は英国スコットランド・グランジマウスに2023年末完成予定のごみ焼却発電プラントの運営で、英国スコットランドを中心に再生可能エネルギー事業を展開するBrockwell Energy Ltdグループ(以下、「Brockwell」)が事業を進めているプラントだ。運営期間は2023年12月から2048年11月まで。当該プラントはストーカ式焼却炉(年間処理量は21万6千トン)で、発電出力は22MW。

 今回の2件の運営業務のほかに、HZIはBrockwellからスコットランド・ファイフ州キングラッシーでのごみ焼却発電プラントの設計・建設および完成後25年間の運営業務を2021年に受注している。新たな運営業務の受注によってHZIが英国で運営予定のごみ焼却発電プラントは3件、中東や豪州なども含めたHZIの長期運営業務の受注件数は合計7件となった。

 日立造船は効率的な運転や発電効率の向上を実現するAI・ICT技術やノウハウを共有し、今後も海外市場でのメンテナンス・長期運営事業の強化に取り組む方針。

*アイキャッチ UnsplashChris Bolandが撮影した写真

【情報ソース】
日立造船グループ(Hitachi Zosen Inova)が英国でごみ焼却発電プラントの長期運営業務を2件受注(*PDFファイルが開きます、443KB)、2023年7月6日、日立造船株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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