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【インフラマネジメント】成田国際空港、滑走路・誘導路の点検に赤外線路面点検車を導入/目視に比べて約4倍に点検速度が向上

2019.06.22 トピック


 2019年06月11日、成田国際空港株式会社(以下、成田国際空港)はグループ会社のエアポートメンテナンスサービス株式会社とともに、2019年07月から成田空港の滑走路・誘導路への点検業務に赤外線路面点検車を導入することを発表した。

(赤外線路面点検車 出典:成田国際空港株式会社)

 赤外線路面点検車は舗装表面の温度差から舗装内部の変状箇所の有無や範囲の推定を行うことが可能だ。舗装路面下が健全な状態にあると舗装表面には温度の違いは出ないが、舗装内部に空洞や浮きなどがある個所では路面放射温度が不均一となる。この特性を利用して、赤外線路面点検車は舗装内部変状の検出を行う。

(出典:成田国際空港株式会社)

 実際の点検では赤外線路面点検車を時速30km/hで走行させながら、車に積載された赤外線カメラでサーモグラフィ画像を撮影する。一度に4.5mの測定が可能だ。その後、舗装表面の温度差を解析画像として車内のモニターに表示し、点検技術者が変状を評価する。画像の解析にはNEXCOエンジニアリング四国のJシステムを使用する。

 これまでは目視と打音調査による人力点検を行っていたが、赤外線路面点検車の導入によってバラツキのない安定した点検作業が可能となり、加えて目視作業に比べて約4倍の速度で点検ができるようになる。点検レベルの高度化と速度向上の実現によって、夜間飛行制限の変更に伴う点検時間の縮小などにも対応が可能だ。

(従来点検との比較 出典:成田国際空港株式会社)

 成田空港はNAAグループ中長期経営構想において、スマートオペレーション(空港運用に係るデジタル技術を活用した生産性の向上)を掲げている。今回の赤外線路面点検車の導入を一過性のものにするのではなく、将来的には舗装表面変状の自動検出やAIを活用した損傷診断(判定の自動化)、プロジェクションマッピング機能による高精度化等に繋げたい考えだ。さらなる空港の安全・安定運用をめざして、空港運用業務の生産性向上に取り組む方針。

*アイキャッチ 出典:成田国際空港株式会社

【情報ソース】
赤外線カメラを活用した路面点検者を導入します!~ 空港運用業務の生産性向上を推進 ~(*PDFファイルが開きます、793KB)、2019年06月11日、成田国際空港株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
東京モデリングアソシエイツ
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