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【インフラマネジメント】日新電機、下水処理過程の送風量と流入水量を平準化するシステムを開発・販売/ENERGYMATE-Water(エネルギーメイトウォーター)

2018.08.28 トピック


 2018年08月23日、日新電機株式会社(以下、「日新電機」)は同社が提供しているSPSS®-Waterのソリューションの一つとしてエネルギー管理システム「ENERGYMATE-Water(エネルギーメイトウォーター)」(以下、「当該システム」)を実装し、2018年09月より発売を開始したことを発表した。

 日新電機と同社子会社である株式会社日新システムズは、日本下水道事業団との共同研究を通じて「下水処理場のアンモニア性窒素濃度などを計測して送風機などを制御する技術」と「晴天日における下水処理場の流入水量などを統計的手法で予測する技術」を2018年03月に開発・確立していた。その後、京都府内の浄化センターでの実規模実証と評価を経て、当該システムの実装に至っている。

 当該システムを活用することで、下水処理の過程で使う送風機と揚水ポンプの最適運転が可能だ。下水処理場では水を浄化するために送風機を使用するが、これまでの送風機の制御は運転員の経験によるものが多く、バラつきがあり浄化に必要な風量を適切に制御するのが難しかった。これに対して、アンモニアセンサで汚水を連続計測することで、浄化のための適切な風量になるよう送風機を制御することができるようになっている。また、過去の水処理運転の実績データと気象予報データから晴天日における流入水量を予測することもできるようになっており、流入水量を平準化する揚水ポンプの最適運転が可能となる。

 (システム構成 出典:日新電機株式会社)

 適切な風量制御と流入水量の平準化による風力変動を抑える効果によって、当該システムは従来の運転と比較して約15%の風量削減が期待できる。風量の削減は送風機にかかる電気代の削減となり、維持管理コストの削減に繋がる。また、豊富な経験が必要であった適切な送風機の制御や流入水量の予測がシステム化されたことで、技術者が不足していく中、作業負担軽減や安定した施設管理が期待できる。

 日新電機はこの「ENERGYMATE-Water(エネルギーメイトウォーター)」を2018年09月から発売開始し、2020年度までに累計受注10億円を目指す方針。また、独自に開発された「雨天日の流入水量をAIで予測する技術」の製品化に向けての検証も今後進める予定だ。

*アイキャッチ 出典:日新電機株式会社

【情報ソース】
下水処理場の省エネルギーと維持管理の効率化を実現~エネルギー管理システム「ENERGYMATE®Water」を開発~、2018年08月23日、日新電機株式会社

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