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【戦略】NECと横浜国立大学COIサテライト、エリアマネジメントで共同研究/新横浜花火大会2018の混雑状況を可視化

2018.07.18 トピック


 2018年07月13日、日本電気株式会社(以下、「NEC」)は横浜国立大学COIサテライトとともに、エリアマネジメントに関する共同研究を実施することを発表した。当該研究の一環として、2018年07月26日に開催される新横浜花火大会2018にて、映像解析技術や無線LAN技術を活用して会場周辺エリアの混雑状況の可視化する実証実験を行う。

 当該研究は大規模集約施設やイベント会場の周辺エリアにおける混雑時の安全・安心の確保、居住者や来訪者のスムーズな移動の実現を目指して行われる。実証実験ではNECの最先端AI技術群「NEC the WISE」や無線LAN技術を用いて、対象エリアの混雑状況をリアルタイムで可視化し、イベントの前後での群衆の動きを分析する。得られた知見を基に、効果的な群衆誘導やマーケティングへの活用などに繋げたい考えだ。(新横浜花火大会2018での実証実験の主な内容は下記の3つ)

①(NEC)群衆行動解析技術を用いた混雑状況の把握:群衆行動解析技術を活用し、対象エリアに設置した群衆映像から滞在人数や方向別の通過人数を定量的に把握する。

②(横浜国立大学)Wi-Fiセンサを活用しWi-Fi設定を有効にした端末数を測定:Wi-Fiセンサを設置し、スマートフォンやタブレットなどWi-Fi設定を有効にしている端末数を測定し、その人数を把握する。

③(NEC&横浜国立大学):Wi-Fiセンサとカメラを1台ずつ併設し、群衆行動解析技術から割り出した人数とWi-Fi設定を有効にしている端末数の両社による測定比を用いて、Wi-Fiセンサだけを設置した場所での人数を推定する。

 今回の実証実験で得られたデータ・知見は今後の花火大会や各種イベントで活用し、警備計画や出店計画等に活かされる。NECは同種の取り組みなどを通じて、国内外のエリアマネジメントの事業化を検討する考えだ。

*アイキャッチ Photo by Gianni Scognamiglio on Unsplash

【情報ソース】
NECと横浜国立大学、民間主体のまちづくり「エリアマネジメント」に関する共同研究を開始~新横浜花火大会2018においてAIを活用した周辺エリアの混雑度の可視化を実証~、2018年07月12日、日本電気株式会社(横浜国立大学(COIサテライト)との共同リリース)
NECの最先端技術 群衆行動解析技術、日本電気株式会社

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