【PPA】三井住友建設、大阪府泉佐野市の農業用ため池で水上太陽光発電事業に着手

2023.09.18 事業参画・売買レポート


 2023年9月12日、三井住友建設株式会社(以下、「三井住友建設」)は大阪府泉佐野市日根野にある農業用ため池(郷之池)で新たなオフサイトPPA水上太陽光発電事業に着手したことを発表した。

 当該事業はため池の所有者である泉佐野市にため池の賃料を払って水上を活用し、太陽光発電事業を行うものだ。三井住友建設が開発した水上太陽光フロートシステムPuKaTTo(プカット)を浮体として採用した水上太陽光発電所を建設する計画で、発電出力は1,932KWとなる見込み。発電した電力は泉佐野市が出資する一般財団法人泉佐野電力に全量売電する。オフサイトPPAのスキームがとられており、再エネ電力は最終的に泉佐野市の公共施設へ供給される。事業期間は2024年1月から25年間。

 三井住友建設はこれまで自社運営の太陽光発電所として、陸上2件、水上6件(当該事業、稼働中4件、計画中1件)の開発実績があり、今後も自社発電事業を積極的に推進する方針。同社は再生可能エネルギー事業の発電規模目標として、2024年に40MW、2030年に150MWの実現を掲げている。

*アイキャッチ 完成メージ 出典:三井住友建設株式会社

【情報ソース】
新たなオフサイトPPA水上太陽光発電事業に着手ー「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」に採択ー、2023年09月12日、三井住友建設株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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