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【水素】INPEX、豪州北部準州ダーウィンを拠点としたクリーン水素ハブ構築に向けFS

2023.06.11 トピック


 2023年6月7日、株式会社INPEX(以下、「INPEX」)は豪州北部準州ダーウィンを拠点にしたクリーン水素ハブ(Darwin Clean Hydrogen Hub)の構築に向けた事業化検討調査(以下、「当該調査」)について、豪州政府からの100万豪ドルの補助金付与が決定したことを発表した。

 当該調査はINPEXの子会社INPEX Operations Australia Pty Ltdが豪州の石油・ガス大手Santos、英国のコンサルタント会社Xodus、オーストラリア連邦科学産業研究機構(以下、「CSIRO」)とともに進めているもので、豪州北部準州ダーウィンを拠点にクリーン水素ハブ(Darwin Clean Hydrogen Hub)の構築を目指して事業化検討調査を行うものだ。具体的には約18ヶ月間に亘って以下の項目で調査・検討が進められる。

  • 豪州国内外における水素およびメタノール、アンモニア等の由来物の需要調査(輸送用途、発電用途、化学製品の原料の観点から)
  • グリーン水素および由来物の製造・供給に必要となる、再生可能エネルギー発電所のサイト選定と水電解のためのインフラの検討
  • ブルー水素製造に必要な天然ガスの生産とCCSキャパシティの検討
  • 水素の貯蔵に必要な容量・要件の検討
  • 水素の豪州国内利用および輸出の双方におけるサプライチェーンの検討

 北部準州ではCSIROが主体となって開発を進めているダーウィンCCUS Hub構想があり、同地域ではINPEXが2022年8月に北部準州の北西沖合にあるGHGアセスメント鉱区(CCS向け鉱区)を落札している。

*アイキャッチ UnsplashVladimir Haltakovが撮影した写真

【情報ソース】
オーストラリア・北部準州ダーウィンを拠点とするクリーン水素ハブ構築に向けた豪州政府からの補助金について、2023年06月07日、株式会社INPEX

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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