【開発】静岡ガスと鈴生、静岡県袋井市のソバ栽培を組合せた営農型太陽光発電所が商業運転開始

2023.05.20 事業参画・売買レポート


 2023年5月16日、静岡ガス株式会社(以下、「静岡ガス」)は同社のグループ会社で電力事業を展開する静岡ガス&パワー株式会社(以下、「静岡ガス&パワー)と株式会社鈴生(以下、「鈴生」)が開発した静岡県袋井市の営農型太陽光発電所が開所したことを発表した。

 当該発電所は静岡県袋井市の約2.5haの土地を活用して行われている営農型太陽光発電所で、発電容量約1,980kWの太陽光発電とソバ栽培が組み合わされたものとなっている。発電所の管理・運営は静岡ガス&パワー、農作物の栽培・育成・販売は鈴生が行う。

 発電所は既に商業運転を開始しており、年間の想定発電電力量は約242万kWh(一般家庭の使用電力量に換算して約800世帯相当)を見込んでいる。

 ソバは本年秋に栽培を開始し、年内に初回の収穫を予定している。収穫量は年間約1.2トンを見込んでいる。収穫したソバは食品会社に販売する他、静岡ガスのエネリアショールームで行うそば打ち教室などの料理教室でも活用される。

*アイキャッチ 袋井市岡崎営農型太陽光発電所の現況写真(2023年3月時点) 出典:静岡ガス株式会社

【情報ソース】
静岡県袋井市で、太陽光発電とソバ栽培を組み合わせた大規模な営農型太陽光発電所を開所、2023年5月16日、静岡ガス株式会社

【関連記事】
【参画】静岡ガス&パワー・中部電力、静岡県袋井市のバイオマス発電事業に出資 2024年12月に運転開始予定
【実証】東急不動産・エクシオグループ、埼玉県東松山市で営農型ソーラーの実証実験施設を建設
【投資】太陽生命、長野県駒ヶ根市の太陽光発電事業や日本高速道路保有・債務返済機構が発行するソーシャルボンドに投資

, , , , , ,


デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
ISS-アイ・エス・エス

月別アーカイブ