2024.05.03
【開発】丸紅・大成建設、北海道石狩市で木質専焼バイオマス発電所(出力:約10MW)を共同開発
2023.04.16 事業参画・売買レポート
2023年4月13日、丸紅株式会社(以下、「丸紅」)と大成建設株式会社(以下、「大成建設」)は北海道石狩市の石狩湾新港地域において木質専焼バイオマス発電事業を共同開発することを発表した。
当該事業は石狩湾新港地域において出力9,950kWの木質専焼バイオマス発電所を建設・運営を行うものだ。北海道道央地区を中心とした未利用間伐材等(国産材100%)を発電燃料として使用する。地産地消型の再生可能エネルギーの供給を目指した事業となる計画で、石狩市より地域資源バイオマス発電設備の認定も取得している。発電した電力は固定価格買取制度に基づき、北海道電力ネットワーク株式会社に全量売電する。年間の発電電力量は約8,000万kWh(一般家庭の使用電力量に換算して約2.5万世帯相当)を見込んでいる。
融資契約の締結および初回融資の実行が既にされており、発電所の工事は2023年11月から着工する。商業運転の開始は2026年1月の予定。融資は信金中央金庫をアレンジャー兼エージェントとする協調融資の形となっている。参加金融機関(優先貸出人)は、北海道信用金庫、空知信用金庫、苫小牧信用金庫、北門信用金庫、北空知信用金庫。
事業会社は丸紅100%子会社の丸紅クリーンパワー株式会社と大成建設が折半出資で設立した「石狩地域バイオマス発電株式会社」。
*アイキャッチ UnsplashのSebastian Pociechaが撮影した写真
【情報ソース】
・北海道石狩市において発電出力9,950kWの木質専焼バイオマス発電所を開発~地域の未利用間伐材活用による地産地消型再生可能エネルギーの供給~、2023年04月13日、丸紅株式会社
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